2010年02月12日

赤めだか 立川談春著


赤めだか

赤めだか

  • 作者: 立川 談春
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2008/04/11
  • メディア: ハードカバー





立川談春著の落語家生活を丸ごと本にしたものです。
とにかく談志師匠という人間がどういう人間なのか、談春師匠目線で感情も表しながら描かれている。
一番は談志師匠の優しさである。実際にやることは理不尽極まりないことかもしれない。
「修行とは、理不尽に耐えることである」という言葉を自ら発すぐらいである。
しかし、それは談志師匠の心からは「一流になれ!この世界の洗礼を浴びてオレの姿を見て染まればつまらない落語家以上になれ!」ということのように私には聞こえる。

そして志らく真打昇進を先に越されたときの屈辱感。
これは相当なものであっただろう。私自身、志らくが好きで時間があれば独演会に足を運ぶほどであるが、只者ではない才能を持っている。そのアレンジ力(特に映画を落語にアレンジするところ)古典を崩さずにオリジナリティを吹き込む能力。それは非常に長けている。
しかし、その志らくを相手に談春は古典完全に貫いているのだ。


私自身、談春は2度ほどしかみたことがない。まずチケットが取れないのだ。その中でゲスト出演で見たのが2回である。そのときの落語は確か短命であったが、その短命はとにかく面白い。周りの客は子供もまばらだがいた。そこに短命をかけるところは立川流らしい。
下ネタの話ではあったが、それでも子供は笑っていた。なんのことか理解していなくてもその談春という人間が話すということで笑いが取れるのである。
その笑いの質や量は、その落語会の中で、一番あり盛り上がった部分であった。

まずこの本を読む方にオススメするのは
談春の落語をまず一度見てから読む
ということだ。
その談春という人間からにじみ出る芸を自らの体で体感してからこの本を読み、この芸が出来上がる過程を知るという流れがベストではないかと思う。

ぜひとも談春の落語を見ていただきたい。
(とか言いながらも私は独演会には行った事はまだないんですが)

posted by どもども at 23:18| Comment(18) | TrackBack(0) | 落語の楽しみ方講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

ブログ再開のお知らせ

お久しぶりです。

最近はめっきり落語を見ていない感じになってしまいました。

私自身当時は、怖いもの知らずでずばずば書いておりました。申し訳ございません。

基本的な落語に対しての概念というものについては全く変わっていないとは思います。

昨日、新しいブログを立ち上げようと、昔のIDでログインしてみると、なかなかアクセスされている方々が多く、私自身びっくりいたしました。
それにより、これからも私自身また再開しようと思っているしだいでございます。

これからも宜しくお願いいたします。

posted by どもども at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語の楽しみ方講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

若旦那

落語に出てくる若旦那というキャラクターのバックグラウンドとしては金持ちの息子で女好き。これが主流と思われます。

湯屋番、二階ぞめきなどの若旦那は完全に妄想の中で展開を繰り広げる形。完全に客観視されればもう完全に頭がおかしくなってしまった人。こちらのほうが落語としても笑える話ではないかと思います。

逆に明鳥の若旦那は完全に初心。キャラクターを作り上げた作品とも言えるほどとても初心でマジメ。あまりに真面目すぎて気持ち悪いくらいです。


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posted by どもども at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | キャラクター解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

湯屋番

若旦那のお話

若旦那が居候をしている家から湯屋(銭湯)への奉公を誘われる

若旦那はもう女湯があるということだけで舞い上がりお湯屋へ出向く

そんな湯屋へ行き仕事内容を聞けば普請場(ふしんば…工事現場)へ行ってきくずやかんなくずを拾うことだという。

そんな汚いことはやりたくないと言い出した若旦那は強引に番台に立って働くことになる

さ〜念願の番台に乗って女湯を見ると…女は誰もいない…。

そんな状況になってしまったので自らがプロデュースする湯屋を妄想しだす。

そしてその妄想の中の女と恋をする若旦那…もう外から見ている人間はおかしな人が番台の上にいるとしか思えないという主観と客観がギャップを作っているお話



なかなかこの話は中身がない話です。だからこそ面白いと思います。現代に銭湯がなくなってきている今日この頃、あまり寄席でもあまりかけられないネタになっていますね。湯屋とも言わず、普請場なんて言葉も使わない。先代の柳家小さん師匠の得意ネタです。


五代目柳家小さん 名演集2 粗忽長屋/湯屋番/狸賽



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2006年06月25日

愛宕山

かなりメジャーな話。普段の生活ではありえないような光景も見られる不思議な話。

若旦那と一八が愛宕山に遊びに行く。

そこの茶屋に着くと、若旦那が土器投げ(かわらげなげ…小皿を山の下にある的に当てる遊び)ただこの若旦那、土器を使わず、小判を投げ出した。

小判は山の下にどんどん落ちていく。一八はその小判を取りに行こうと山の下に下りようとする。けれども山道をまた降りていくのはめんどうなので、傘を差してパラシュートのようにして舞い降りた。

下に着くと若旦那が投げた小判がザクザク。それを一八拾う。

しかし困った。また山の上の若旦那のもとに戻らなくてはならない。山を歩いて上ると狼が出て危険だ。そこで一八、竹をしならせてその反動で飛んで戻ってきたのだ。

ただ必死になってかき集めた小判を忘れてきてしまうというそんな話。




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